多くの講師は“合格するには1000時間前後の勉強が必要”と受験生に伝えることが多いようです。
仮に半年で合格しようと思った場合、「1日に5時間半勉強」しないと1000時間をクリア出来ません。
つまり、普通にスクールで指導される勉強法では仕事で忙しい社会人には
短期合格はまず不可能と言う事になりますね。
先日ある社労士受験コンサルタントの方が言われていました。
“社労士試験に合格するには(1年間で)1200時間の勉強が目安です”
これを聞いてわたしは正直「ずいぶん多いなぁ。なんでだろう?」と思いました。
その後、そのコンサルタントの本を見た所、
「基本書に載っていることは全て大切。素人にはどこが重要かは判断出来ないのですから、
全て覚えておくべきです。」
・・・要約するとこういう話でした。
これを読んで理解できました。
つまり、基本書を丸ごと覚えようとする勉強法だったのです。
社労士試験の合格ラインは7割です。
基本書を丸ごと覚えて満点を目指す勉強法は、実は試験に殆ど出ないことも数多く覚えます。
だから“無駄”な部分が多く、とても“負荷のかかる”勉強法と言えます。
1000ページにもおよぶ基本書を短期間で覚えようと思ったら、たしかに1日5時間半の勉強時間も必要でしょう。
しかし、わたしは自分の受験経験や、講師としての指導経験から次のようなプログラムを確立しています。
半年で合格するコースの場合は、仕事が忙しい平日でも朝1時間、夜1時間半の勉強で合格ラインを
突破出来るプログラムを組んでいます。(朝が忙しければ夜纏めて勉強でも可)
独学でもこの勉強時間でOKです。
そして、わたしの言うとおりに実行した受験生は実際にそれ位の勉強でみな合格しています。
わたしの提唱する「最短距離で合格する勉強法(=ツボ式学習法)」を実践すれば、常識で言われている
「半分以下」の勉強時間で社労士試験に合格できます。
こんな勉強法に貴方は興味が御座いませんか?
わたしが提唱している学習法は「独学」でも短期合格が可能であることが特長です。
でも貴方はスクールに通うのがベストな方法だと思っているかもしれませんね。
勿論スクールに通うメリットはあるので否定をするわけでは御座いませんが、
冷静な目で判断して貰うため、
わたしの知る限りの資格スクール業界の現状についてお伝えしたいと思います。
資格試験スクール業界の一般論とお断りした上で、業界の改善を願ってここからは書きます。
例えば、スクールのテキストについてはどういうイメージを持っていますか?
長年のノウハウの蓄積、最新の出題傾向分析を元に検討に検討を重ね、最も試験に出る確率の高い内容を
厳選している、と思われるでしょうね。
でも実際は、試験に合格していない“ベテラン受験生”と言われるアルバイトの人が、テキストを
作ったりします。これはスクールの規模の大小を問わず珍しい話では御座いません。
そのことが無駄な勉強を生じさせることにもなるので注意しなければなりません。
スクールのテキストの問題点、それは
「合格には無駄な部分が多い」と言う事です。
最近はどのテキストでも、「ここは重要!」や「注意!」といったワンポイントがあります。
しかし、精査してみると、それは合格という観点からすると読み飛ばしてしまっても殆ど問題がない
項目であったりします。
試験では殆ど問われない項目が多く含まれているのです。
何故、そういったことが起きるのでしょうか?
こんなことを暴露すると業界関係者からは叱られそうですが、資格スクール業界が今以上に良くなって
欲しいという願いを込めて書きます。
講座や商品として成り立たせるため (無駄な記述を入れてでもボリュームが必要)
教えていない部分が出題されるとクレームの元になる為
(試験範囲については広く満遍なく記述する)
本試験の出題分析が十分できていないため(余計な記述が増える)
教材制作者の合格経験・指導経験という“主観”に基づいて書かれているため
(データが古い、或いはデータに基づいていないため出題傾向とずれる)
そもそも受験指導のプロでない、試験に受かっていないアルバイトのベテラン受験生が
作っているため
教材作成上の諸事情(試験終了後、大急ぎで作り上げないといけない、等)
といったことがあげられます。
こうして“試験に出ない無駄な部分が多いテキスト”になってしまうのです。
念のためですが「合格という観点からは」無駄が多いという意味です。
以上、内部事情をほんの少しだけお話ししましたが、“スクールに通わなければ社労士試験合格はかなり難しい”
という根拠のない神話が余りにも世の中に蔓延しているので、スクールの現実もお伝えしておくべきだと
思いました。
社労士試験は、独学でも正しい勉強のやり方を知っていれば十分短期合格が可能な試験ですから。
貴方が既にスクールに申し込んでいたとしても、スクールで言われることの全てを鵜呑みにせず、
わたしの提唱する「ツボ式学習法」を活用し、試験に出るポイントに絞って最短距離で
合格していただきたいと思います。
他の受験生より勉強時間を半分以下で済ませるために、
「どこを勉強するか」そして「どう覚えるか」を戦略的に行う必要があります。
わたしの長年の指導経験と研究から、既に確立したメソッドとして「ツボ式学習法」がありますので、
それに沿って勉強を進めていくのが合格への近道です。
念のため、出題予想について言えば、
“ヤマを張る”といったリスクの高い対策は論外です。
あくまでも論理的に出題予想をする必要があります。
わたしはもともと分析をする事が好きで、社労士試験の講師になる前は経済専門のシンクタンクに
勤めていたこともあります。
A4たった1枚分の業界分析レポートを作るのに、100万円で制作を委託されるような付加価値の
高い調査や情報分析を行っていました。
わたしは「分析の専門家」として仕事をしてきましたが、
シンクタンクで培った分析のスキルは社労士講師になってからも大いに役立っています。
試験を攻略する為には、どんな問題が出題されるかという一定のルールを見出すがとても重要なことだ
と思っています。
こんなエピソードがあります。
大手資格スクールで、わたしがある難関資格試験の講師をやっていた時代のことです
(*司法試験に準ずる法律系の超難関資格試験です)。
模擬試験の問題を作るにあたり、過去に本試験で出題された問題の分析をわたしは徹底的に行ってみました。
その試験は記述式が難しいと言われていたのですが、
分析した結果、わたしはあるルールを見つけることができました。
端的に言うと、どこから記述式の問題が出されるかというルールを発見したのです。
これは当時、どのスクールでも気がついておらず、記述式の対応には苦慮していました。
そして法則が分かれば出題の予想も出来るようになり、本試験の問題を見事に的中させることができたのです。
後日、そのことが評判になり、スクール内で高く評価されました。
そのルールを記した方法論は、スクールの社長から直接依頼され、
ノウハウとして正式に契約してお譲りしました。
ちなみに、当時のスクールの社長は、その後の会議の場で
「何故他にも数多く講師がいる中でこのことを
もっと早く分からなかったのか」と怒っていたそうです。
大手の有名資格スクールでも出題の分析を緻密にやっているわけでは無い、
と言う事をそのときに知りました。
スクールで出題分析を緻密にやっていないと言う事は、わたしの経験上他の資格試験全般にも当て嵌まることです。
出題の法則性は、わたしからみると社労士試験においてははっきり存在します。
出題される可能性の極めて高い箇所を特定できれば、最も効率的な学習が出来ることは言うまでも御座いません。
だから、わたしの提唱するツボ式学習法を実行してもらえれば、これから社労士試験を受験しようという人でも
短期間の効率的な学習で十分合格が狙えるのです。
ここが大事な点なのですが、出題されるであろう箇所を絞り込むことは、
実は方法さえ知っていれば貴方にも出来るようになるのです。
この出題箇所を予想する事も出来る「ツボ式学習法」について貴方にお教えしたいと思います。
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